長野市(長野) 茶臼山(729.9m) 2023年2月11日(1回目)  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:29 中尾山温泉−−5:40 花井神社−−6:05 590m鞍部−−6:09 ソーラー発電所入口−−6:22 車道終点−−6:37 送電鉄塔−−6:45 668m峰−−7:08 640m鞍部(一本松)−−7:37 茶臼山−−7:43 西側展望地−−7:49 東側展望地−−8:02 登山道−−8:06 祠−−8:09 廃林道−−8:21 車道終点(登山口)−−8:24 中尾山温泉

場所長野県長野市
年月日2023年2月11日 日帰り
天候
山行種類雪山
交通手段マイカー
駐車場車道終点に広い駐車余地あり
登山道の有無あり
籔の有無藪と言うほどではないが登山道に笹が被る区間あり。しかし降雪直後は笹が垂れて道筋の見分けは難しくなる
危険個所の有無無し
冬装備無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント降雪直後に毎度のトレーニングで茶臼山トレッキングコースの小松原コースと一本松コースで周回ルートを組み、一本松から山頂を往復した。下界ではほとんど積雪しなかったが山の上では長靴でギリギリくらいまで積雪していてびっくり。重い雪でラッセルに苦労した。出発時刻が遅かった影響でコース中で初めて登山者に出会った




中尾山温泉を出発 花井神社
花井神社前から見た長野市街地の夜景 花井神社先の除雪終点
おそらおく鹿の群れの足跡 ここだけは雪が無い
自分のラッセル跡。ここで足首程度の積雪 590m鞍部。積雪は30cm近くある
590m鞍部の竹。盛大に倒れていた ソーラー発電所で明るくなり始めた
樹林の向こうには月が輝いていた 車道終点
尾根の乗越 送電鉄塔分岐
送電鉄塔への道 送電鉄塔。明るい時間に見たのは初めて
送電鉄塔から西を見ている 送電鉄塔から見た鹿島槍ヶ岳
送電鉄塔から北東を見ている 送電鉄塔から見た長野市街地中心部
668m峰付近 668m峰付近の笹が被った登山道。ほとんど見分けられない状況
自分が歩いた跡は笹の雪が落ちる 一本杉(590m鞍部)で完全に笹から解放される
良好な道に変わるが積雪は深くラッセルが続く カモシカの足跡
茶臼山山頂へ 茶臼山山頂
2週間前よりも積雪が多い 帰りは自分のトレースで楽ができた
西の展望地 西の展望地から見た鹿島槍、五竜岳
東の展望地入口ですれ違ったハイカー 東の展望
東の展望から見た長野盆地 いつものショートカットコースで下る
鹿が休んだ跡? 尾根を下る
630m鞍部から北へ 登山道に合流。トレース無し
廃林道
廃林道も一面の雪に覆われる 白い崖にも雪が付く
廃林道起点 中尾山温泉
駐輪箇所。路面の凍結は溶けていた


 今週末の金曜日には南岸低気圧が接近して太平洋側でも降雪予想で長野でも大雪の予報が出たが、実際には日中はみぞれで長野盆地ではほとん積雪はなくて済んだ。茶臼山と盆地の標高差は約400mしかなく、山では盆地内よりも多少は積もっただろうが10cm程度と予想。2週間前のようなラッセルにはならないと予想して出発した。雪の影響を考慮していつもより1時間程度出発を遅らせた。

 舗装道路にはほぼ雪は無かったが気温が下がって路面が凍結し自転車の運転には注意が必要だった。坂を上がって老人ホーム付近まで来ると道の両側に雪が見られ、道路は除雪されており盆地との標高差は100mもないのに大違いだ。さて、山の上もこの程度ならいいのだが。

 土曜朝は週末の中でも最長ルートである小松原コース→信里棚田コース→茶臼山→一本松コースである。いつものように中尾山温泉に自転車を置いて歩き出す。2週間前と同じく急な舗装道路も除雪されていたが、雪が無く路面が出ている箇所はツルツルに凍結しており、逆に雪がある場所の方がグリップが良くて歩きやすかった。

 花井神社も積雪で真っ白だが、屋根の雪は完全に落ちたようで庇の下は雪山になっていた。ここでは今は雪は降っていないが長野市街地北部の夜景は煙っており、あちらはまだ雪が降っているようであった。

 2週間前と同じく花井神社の先で除雪終点。雪の上には大量の獣の足跡あり。積雪量は最初は足の甲程度で長靴で問題なしだったが進むに従って急激に積雪量が増えていき、590m鞍部に到着する頃には脛までの積雪に。長靴でもちょっと厳しくなってきたが、雨具のズボンを履いているので長靴の外側にズボンの裾を巻きつけるようにしておけば長靴の中に入ることは無い。この点は登山靴より長靴の方が便利である。防寒性も長靴の方がいい(防寒長靴だから)。

 ソーラー発電所を過ぎて半廃車道に入るとさらに積雪が増えて長靴の丈と同じくらいまであるので30cmを越えているだろう。ただし、その下は地面であり雪を踏んでも踏み抜きは無いので残雪期の雪山よりは体力を消耗しないが、30cmも湿った雪があれば無雪よりは格段に体力を使う。まだ立木の枯れ枝にはたっぷりと積雪が乗っているが、気温が低いのでまだ雪は落ちてこない。葉っぱが無い立木が花が咲いたように真っ白できれいな光景。やっぱり積雪があると景色が華やぐ。

 廃車道終点付近から周囲が明るくなり始め、送電鉄塔分岐付近ではすっかり明るくなった。ここを明るい時間帯に歩いたのは初めてであり、送電鉄塔からの展望が明るい時間にどんなものか見たくなったので送電鉄塔へと進む。雪を被った状態では送電鉄塔方面にもまともな道があるように見える(枝で通行止めされているが実際にまともであるが)。

 開けた送電鉄塔に出ると西寄りの風が滅茶苦茶冷たい! 送電鉄塔は小型のものであるが、ここから東西方向に送電線が延びているので送電線直下とその周辺は伐採され、尾根の両側の展望がいい。西側には雲が多いものの鹿島槍の真っ白な姿が見えた。長野市街地中心部は北東方向に見えるが、まだビルの照明の光が明るく見えていた。

 668m峰付近から笹の被りが酷くなり、初めての人ではほとんど登山道が判別できないほどの状況になっていたが、こちらは真っ暗な中を何度も歩いているので問題なし。でも雪が乗った笹を分けるのは重くて苦労する。こんなこともあろうかとゴアのオーバーミトンを装着して正解だった。

 660m峰を西から巻く付近からは笹はすっかり姿を消すが、今度は逆に足元の積雪量が増えてラッセルがきつくなる。意外にも笹は地面への積雪を減らしてくれていたのだった。一本松(640m鞍部)に到着してもトレースは皆無でたっぷりの新雪が続いてラッセルも続く。2週間前にはここで挫折して中尾山温泉へと下ったが、あれから毎週4回の茶臼山登山を続けてトレーニングの効果が出たのか、今回は2週間前よりもラッセルが厳しいのに体力的には余裕があったので、山頂を目指すことにした。

 展望はもっと明るくなり写真写りがいい時間帯にしたいので、東西の展望地入口は通過してまずは茶臼山山頂へ。山頂入口の向こう側、篠ノ井側にもまだトレースは皆無で山頂への足跡も皆無。新雪を分けて山頂へ。三角点の上の雪は2週間前よりも多かった。

 帰りはいつものショートカットコースを下ることにして東の展望地から登山道を外れるが、その前に西の展望地へ。残念ながら雲が多くて姿を見せているのは鹿島槍と五竜岳であった。ここで30cm程度新雪が積もったのであちらは1mを越えているのではなかろうか。

 東の展望地入口でこれまでを含めて茶臼山周辺で初めてハイカーに遭遇。いつもより1時間遅い出発の影響がこんな形で現れるとは。私と同じく一本松方面からやってきので中尾山温泉から上がってきたのかと思ったが、ショートカットコースから一本松コースに合流したら足跡は無かったので、おそらく信里棚田コースで西側の夜交集落から上がってきたようだった。

 東の展望地から見下ろす長野盆地は思ったよりも白かったが、実際には積雪は数cmも無いことは分かっている。灌木の枝に乗った雪を叩き落しながら694m峰へと緩やかに登って最後はピークを巻いて北東尾根へ。鹿が休んだと思われる雪が掘れて地面が見えた箇所と多数の足跡あり。この程度の積雪なら鹿でもまだ歩ける。鹿の限界積雪量はどのくらいだろうか? おそらく1mは無理だろうなぁ。人間でも1mのラッセルは地獄である。

 斜面を下って一本松コースに合流すると足跡無しでまたラッセルだが、今度はほとんど下りなので格段に楽である。標高が下がるに従って徐々に積雪量が減ってくるのが分かるのが面白い。

 いつものように廃林道に入ってからは登山道ではなく廃林道を下って中尾山温泉へ。廃林道起点〜中尾山温泉を結ぶ車道にも車の轍、トレースはなくラッセルだった。中尾山温泉から先の舗装道路は朝は凍結していたが、今は日差しがあって凍結は溶けて自転車で安全に下り坂を走行できたのは助かった。凍ったままだったら自転車に乗ったまま坂を下るのは危険だったからなぁ。


おまけ
 私が山を歩いている間はポータブル音楽プレーヤで音楽を聞きながらであるが、音源は約40年前の懐かしの曲ばかりである。多くは若し頃に購入したりレンタル屋でレンタルしたCDが音源であるが、まだデジタル化していないアナログ音源(放送をアナログ録音したもの=アナログTV放送時代のDVDデコーダで録音(録画)したもの)が長時間あり、いつかデジタル化して常時聞けるようにしたいと考えていた。

 最近になってやっと環境を整えてそれを実行。アナログ音源をPCで録音してデジタル化している。なにぶん音源の録音時間がやたらと長いし(100時間以上)、放送の録音なので全てがお気に入りの曲と言うわけではなく、アナログで再生しながら気に入った曲だけをデジタル化しているがまだ道半ば。

 困ったことに曲によって音量差が大きく、デジタル化したときに音量が小さかったり逆に大きすぎて歪んだり(デジタルなので破綻してるかと思ったらアナログみたいな歪み具合だった。ピークを越えたらデジタル的にクリップしているのか?)。まあ、私は音質は気にしないので、とにかく今の調子でデジタル化しようと思う。

 この文章を打ち込んでいる間もその音源を聞いている。既に100曲を越えたがまだ半分(やっと半分)くらいか。一番古いのはビートルズだと思うが、現代の楽曲の半分くらいの長さ(2〜3分)しかないのが面白い。

 

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